初期研修Program

初期研修医・レジデント


内科

内科は、循環器内科、消化器内科、呼吸器・血液内科、腎・透析内科、総合内科(神経内科、内分泌・代謝、総合老人内科)、膠原病・アレルギー、病棟の6つの部門にわかれており、各病棟を2ヶ月単位でローテートすることが原則。

ただし、1.5ヶ月ずつ2病棟を3ヶ月単位でローテートすることも可能となっており、内科を必修の6ヶ月に留めたとしても、4つの部門をローテートすることができる。救急外来を行う上で多くの科をローテートすることを推奨している。

具体例を下図に示すが、例えば消化器内科希望の研修医で内科を10ヶ月希望しているなら、消化器内科を2ヶ月最初にローテートし、次に循環器内科と呼吸器・血液内科を3ヶ月、総合内科と腎・透析内科を3ヶ月、最後に消化器内科をさらに2ヶ月ローテートとなる。
受け持ち患者数は、10名以内。チームに所属し、病棟業務、検査、救急外来の診療にあたる。

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また、各病棟での新患紹介カンファレンス、症例検討会、ジャーナルクラブ、指導医回診に参加する。
各病棟研修中は、各科当該疾患が救急外来に来院した時は、コンサルトチームのファーストコールとして指導医とともに初療を行う。
月三回の当直に加えて、2年次に内科をローテートする時は、週二回の救急外来日直を兼務する。

各科2ヶ月ローテートの実際の症例経験別

  • 循環器系
    狭心症4例、急性心筋梗塞13例、心不全13例、大動脈解離など計57例。
  • 呼吸器系
    肺癌19例、肺炎12例、気管支喘息6例、自然気胸3例、肺気腫3例など計59例。
  • 血液系
    急性骨髄性白血病2例、急性リンパ性白血病2例など計9例。
  • 消化器系
    食道静脈瘤1例、出血性胃潰瘍1例、急性A型肝炎1例、イレウス3例、肝硬変5例、肝細胞癌3例など計40例。

外科

  • 一般外科
    入院患者の診療を主とし、患者を担当し、術前・術中・術後の管理、輸液・輸血・呼吸器装着管理、気管切開、静脈切開等の必須の知識と実技に熟達する。同時に初歩的手術の介助を行う。
  • 脳神経外科
    1年次では、上級医の助手として入院患者5~10名を受け持ち、一般外科的基礎研修に重点をおき、2年次でローテートした場合は、上級医の指導下に患者10名前後を担当し、脳神経外科的診断技術、治療技術を研修し開頭術程度までの基本手技を習得し、より高度な手術の助手を行う。
  • 整形外科
    入院患者を通じて、一般整形外科・災害外科の基礎を修得する。主な研修内容は各種診断技術、整形外科的、保存的および観血的治療、義肢装具に関する基礎、リハビリテーション等である。脊椎・脊髄、人工関節等の大手術も助手として経験する。

小児科

小児科病棟および新生児科病棟において、指導医とともに受持医として入院患児の診療にあたる。この間、患児の病歴作成、基本的な診察法、診断技術ならびに治療技術の習得を目標とする。

また、救急外来において小児科の初診医を担当し発熱、呼吸困難、脱水、痙攣などの小児救急疾患のプライマリーケアを経験する。

産婦人科

外来で初診、妊娠健診、婦人科疾患の診療を修得。入院では分娩経過観察、分娩介助、創部縫合、また婦人科手術患者の診察、手術助手、さらに救急患者への対処について修得する。

神経精神科

総合病院精神科として、また単科精神病院としての機能を併せ持つ。各疾病圏ごとの症例豊富。

身体的診療の基礎の修得、デイ・ケア、作業療法施設、老人性痴呆疾患センター、地域医療経験の機会あり。初期研修終了後は、精神科常勤医として勤務し、卒後5年間で精神保健指定医取得が十分可能である。

救急外来・集中治療科

救急外来研修は、初年度8月より、副当直8ヶ月を経て、当直医として月3回の当直を行い、1次から3次までの救急患者の初期診療を研修する。

指導体制は、指導医、集中治療・救急部スタッフ(特に3次救急症例)とともに診療を行う。特に、副当直期間は、救急部スタッフが指導医となる。また、コンサルテーションが必要なときは、各科専門医とともに診療を行う。

2年次に内科ローテート中は、週2回の救急外来の日直を行う。各科ローテート中は、当該科のコンサルトチームのファースト(コンサルトを最初に受ける役目)としても指導医のもとで初期治療、救急処置を習得する。

救急外来研修とは別に、救命救急・集中治療科のローテートでは、多発外傷、熱傷、内科3次救急症例を主に研修する。

地域医療

関連中規模病院で外来・病棟研修をする。

3年目後期研修

半年は当院の内科で希望科を2から3ヶ月ずつローテートする。残り半年は当院の関連病院で病院総合内科医として研修する。

関連病院の指導医からの指導だけでなく、週2回当院から総合診療内科部長が出向き教育回診に参加する。

ローテート

研修医ローテート例(下段4名の研修医参照)にあるように、内科からローテートをはじめる研修医が多いが、どの科からはじるかは研修医の自由とされている。

ローテートの組み方は、オリエンテーション期間に、2年次研修医や3年次後期専修医からアドバイスを受けながら最初に2ヶ月ローテートする科を決定する。それ以降のローテートは、最初の科を回っている間に、5月中旬までに希望をだし、臨牀教育委員会のローテート作成委員の調整後に決定される。
ローテートしたい時期もほぼ研修医の希望がかなう。希望があれば1年次の2月に、2年次のローテートのminor changeが可能となっている。ただし、麻酔科は少なくとも2年時5月ぐらいまでに済ませる。
また、将来の希望科からローテートをはじめ、同一科を2年次に再度ローテートすることも可能。

このコースでは2年次後半に5から6ヶ月内科を連続して選択し、外来診療、超音波などの検査研修が行われている。