シニアレジデント研修

Impression志望理由/選んだ理由/魅力

旭での小児科専修医研修の魅力

小谷匡史 専門医コース/小児科

小児集中治療の分野に興味をもっていたものの、初期研修期間では一般小児の研修が十分できていいなかったために、まずは一般小児を勉強したいと思い、他病院での2年間の初期研修終了後、旭中央病院での小児科後期研修を選択しました。当院小児科では2~3年間の間で後期研修を行い、その中の半年程度はNICUをローテションするというのが一般的です。だいたい5~6人程度の後期研修医が在籍しています。ここで簡単に当院小児科後期研修の「売り」を少し紹介したいと思います。

1つ目は後期研修の1年目より週2~3回の外来診療を行うことができます。気管支喘息、てんかんなどはもちろんのこと糖尿病、ネフローゼ症候群、発達障害などの慢性疾患までフォローが行うこができ、また診断のついてない症例などを多く経験できます。この時期に救急外来ではない外来を経験できるのは非常に貴重な経験です。

2つめには、広い診療圏をカバーしているため豊富な入院症例、救急症例を経験できることです。入院症例は肺炎、気管支喘息をはじめとするコモンなものはもちろん、痙攣重積、呼吸不全など集中治療が必要な重症疾患まで様々な疾患を経験できます。基本的には血液腫瘍、小児外科疾患以外には基本的に当院で自己完結しています。そして次に素晴らしい指導医が存在していることです。当院の医師の多くは一般小児が専門であるために、高い総合診療能力をもった上級医が多くいます。また当院にはPALSインストラクターも3人おり、重症管理や救急診療も正しく勉強できます。毎日のように早朝勉強会を行っており、同年代の同僚だけでなく上級医からの刺激も多くある環境です。最後には適度な忙しさであり、勉強できる時間と環境があるということです。院内図書室は大変整っており、雑誌やオンラインジャーナルは豊富にあります。また勉強会や県外でのセミナ―はもちろんのこと、海外での小児集中治療セミナーなどにも積極的に参加できます。それに加えて、学会発表や論文作成の機会は豊富にあり、指導体制もしっかりしています。

小児科に関しては、0からのスタートでしたが、適切な指導、環境により少しずつステップアップすることができ、当院で研修することができ本当によかったと感じております。一般小児、総合診療を勉強したいと思っている人はもちろんのこと、研修の自由度は高いために多くに人のニーズに答えることができると思います。興味のある方は是非、1度見学にきて下さい。

2009/06/24

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