研修医・レジデント

Dr.森本の海外研修 ~今度はAustralia!

昨年UCLAへ研修に行った森本先生が今年はMelbourneのRoyal Children's Hospital(RCH)のPICUで4週間の研修を行いました。うち前半2週間をcardiac ICUで、後半2週間をgeneral ICUで研修しました。cardiac ICUには毎日2-3例の心臓術後の患者が入院し、その中で一般管理や急変時の対応を学びました。general ICUでは当院でも見かけるような重症管理や心臓以外の術後管理、病態が難しく専門科が複数関わりながら管理しているものなど、様々な症例を通して重症管理を学びました。また合間でout reachという院内急変の初期対応や患者搬送を行うチームも見学しました。病棟では最も経験のあるconsultant、次にfellow、その下にsenior registrarとjunior registrarの主に4人で診療にあたり、病棟業務にあたらない期間は教育と研究を進めていました。臨床では日本同様、気道・呼吸・循環管理を徹底して確認・教育していました。また、非常に患者さんが多く、出入りが激しい中で、効率的に管理している印象が強かったです。他科との連携が非常にスムーズであり、お互いを尊重し、尊敬し合い議論する場面を目の当たりにして、RCHのPICUが長い歴史の中でその信頼を確立してきたことを実感しました。スタッフはみんな謙虚で教育熱心でした。彼らは様々な国から来ており、その中で活躍される日本人ドクターにも刺激を受けました。また、メルボルンの食事はおいしく、休日にはGreat Ocean Roadを見に行ったり、市場で買い物をしたりして楽しむこともできました。将来的に是非このように患者数が多く、cardiacもgeneralも同時に診ることができ、生活もしやすい場所で自分もトレーニングを積みたいと思いました。今回の研修は今まで関わりのなかった分野に関わる貴重な機会であり、これからPICUで研鑽を積む立場として非常によい経験となりました。研修に行くことを支援してくださった方々や研修先でお世話になった方々に心から感謝しています。


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