初期研修

Impression志望理由/選んだ理由/魅力

研修を終えて

清水さやか 平成18年度研修医

銚子に程近い本州の東端の海辺の町に旭中央病院はあります。
食べ物のおいしい、都会から離れたのんびりとした街です。
私がこの病院を希望した理由は、一般的な疾患が豊富であること、誘惑の多い都会ではないこと、自分の田舎に似ていることが主な理由でした。
2年間の研修を終えて得たものは、大勢の患者さん、文字通り寝食を共にする同期、心の支えとなってくれる上級医との出会いでした。

旭中央病院は、東総地区と呼ばれるこの地域の中核病院であり、各科において軽症から重症まで数々の疾患、患者さんに出会います。そしてこの地方ならではののんびりとした、暖かい人柄の患者さんに逆に癒してもらうことも度々あります。そういった出会いを通じて、疾患の検査・治療は、本人・家族というまず人ありきであることを理解できるようになりました。
臨床研修の2年間は、社会人、医師としての生活の始まりでした。人の生死に携わるという責任の重大さと自分の未熟さに、努力と反省を要する日々でした。学生としてあまり重大な責任に晒されず過ごしてきた今までとは大きな溝がありました。医学的、社会的な問題に出会い、立ち止まることは多々あり、ときに一人では乗り越えられないと思うこともあります。そこに、多くを話さなくとも分かってくれる同期、先輩がいてくれることが大きな支えでした。

その他、各科の敷居が低く、様々な科をローテートすることが可能であることも特徴と言えます。他科からのコンサルトにもフットワーク軽く相談に応じてくれる上級医の存在は貴重です。
また、著名な専門家を招致しての勉強会、日常診療のための実践的な短時間のレクチャー、研修医同士での勉強会も盛んです。

私が2年間で得たものは、おそらく他の病院でも得られたとは思いますが、これほど同期の思いを理解できるようになること、上級医に恵まれることはなかったと思います。できれば自分が恵まれたことを誰かに還元できるように努力していきたいと思います。

PAGETOP