初期研修

Impression志望理由/選んだ理由/魅力

GeneralityからSpecialtyへの道(ロード)

森 貴志 平成25年度研修医

研修先を選ぶにあたっては、みなさん、大いに悩まれることと思います。初期研修で何をしたいか、研修が終わったら何ができるようになっていたいか。それを考えることが研修先を選ぶ大きなポイントになります。2年間の研修が終わった後に、ER診療、病棟の一般内科管理は適切にできていたい、感染症の基本は押さえておきたい、緊急の現場にアワアワせず対応できるようになっていたい等、様々な願望があると思います。

しかし、残念ながら、一部の初期研修では、医学部6年間に続くモラトリアム期間になってしまっていると言わざるえない場合があります。やる気はいつでも自ら変えられるかもしれませんが、環境は変えられません。症例の量や多様性、研修医のできる範囲、同期のモチベーション、存在する診療科等は、みなさんが選ぶ研修先によって全く異なります。

旭に来れば、みなさんを必要とする患者さんが待っています。主体的に診療に参加することで、思考、知識、判断力が研ぎ澄まされます。その時の患者さんとのやりとり、先輩との議論や上級医の教えがあなたを最も成長させてくれると思います。それと同時に、今の多くの初期研修には足りない責任感、主治医感を養うことができます。

あらゆるレクチャーや勉強会、又は本で学んだことが、今日ERで出会うかもしれない患者さんの治療に活かせるかもしれないという切迫感を感じながら学ぶとき、自分の記憶の定着は格段に上がります。「お客さん」扱いで終わってしまうような研修とは一味違う、一生モノの研修、経験が旭ではできます。それは当院がもつ、スーパーローテートを基盤とした研修病院としての長い歴史と、それを支える多くのスタッフのおかげによるものです。膨大な数と多様な症状・病態の患者さんと向き合い、それをきちんと消化しようとするやる気があれば、旭での経験はその後の医師人生での強力な基礎となるでしょう。

私は外科医になることを選びましたが、当院での初期研修、スーパーローテートが今後、外科医としての患者さんへのより良い診療に役立つこと、そして、Generalな医師の素養がこれからの自分自身の医療を支えてくれることを確信しています。

Generalityの上にSpecialtyを築きたい方はぜひ旭で初期研修を!

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