初期研修

Impression志望理由/選んだ理由/魅力

実践的に臨床力を身につける

山田 悟史 平成28年度研修医

 当院は香取海匝地域と隣接する市町村の中の唯一の三次医療機関であり、日々、様々な患者さんが訪れます。三次医療機関とはいえ医療機関の少ない地域に立地していることから、診療の対象は高度医療を必要とする症例だけではなく、かぜ症候群や感染性腸炎、肺炎や尿路感染など一次・二次医療機関でも対応可能な症例や各科のcommon diseaseをすべからく診療しています。
 当院の初期研修では、研修医がこうした幅広い症例の初療の最前線に立つ機会が多くあり、適宜、上級医と相談を行いながら、自ら問診を行い、身体所見をとり、必要な検査を行い、結果を解釈して、収集した情報から診断や今後の対応を考え、必要な初期治療を行い、病状説明を行うことで、様々な症例の初期対応を実戦的に学ぶことができます。また、同様の症例を繰り返し経験することができるだけの豊富な症例数があるため、2年間で今後、どの科を専攻したとしても役に立つ基礎力を確かに養うことができます。

 入院治療においては、担当医として診断までの検査計画や診断後の治療計画をたて、治療経過を評価し、本人・ご家族への病状説明を行い、退院にむけた退院調整を行うなど、入院から退院まで常に主体的に患者さんと関わり続けることとなります。主体的な関わりがあるからこそ、自然と自らの診療に責任感を持つことができ、それが日々、学び続ける原動力となります。自身の診療を鑑みて、生じた疑問や問題を解決するために文献にあたり、上級医と相談を行うことを反復することで、医師として必要な判断力や問題解決能力を養うことができるため、2年間の研修終了時には自身の成長を実感できるものと思います。
 研修2年次になると1年目の研修医を身近な先輩医師として指導する機会が多くなります。教えるためには、曖昧さをなくすためさらに勉強を重ねる必要があり、また教えることで自身の知識が整理され、実践でいつでも利用できる生きた知識とすることができます。教え学ぶ文化があることも旭の初期研修の魅力のひとつです。
旭での初期研修は今後の医師人生に財産となる経験と診療能力、そして、志の高い仲間や上級医とのつながりを得ることができます。実践で活躍できる医師を目指して、旭での初期研修を選んでくれる方を心よりお待ちしています。

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